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母が本を出版しました♪

暑中お見舞い申し上げます。
今年の夏は例年よりも暑く感じますが、最近やっと少しだけ過ごしやすくなってきました。

さてこの度母が、子供の頃遊んだ遊びをまとめた本を出版しました。
その名は「この指とまれ」


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昔の遊び歌を楽譜におこし、挿絵も自分で書き、今では使われない差別用語や悪態言葉を意図して載せた「母の歴史が詰まった本」とでも言いましょうか。
楽譜も文章もたった一人で作り、制作に7年かかった本ですが、170もの遊び が紹介されており、私の知らない遊びばかり!!なかなかすごい母です・・・。

今私自身子育て真っ最中ですが、おもちゃ1つ与えるのにお金がかかり、子供を遊ばせる場所にもお金がかかり、支援センターや児童館、幼稚園のベビークラス等に行けば「アンパンマン」やNHKの子供番組を知らないと付いていけず、情報や物、そして沢山のキャラクター物の音楽が溢れているて、作られた遊びをその遊び方に従って遊ぶという機会が多い様に感じます。
私は「これで子供の自由な発想力や物事を考える力が育つのだろうか」といつも疑問に思っておりました。
この本に目を通すと、昔の子供たちは何もない所から遊びを生み出し、自然と共に生き、友達と喧嘩しながら他人との係わりを学び、既存の歌からは替え歌を生み出し、もっともっと自由な発想で遊んでいたと感じました。

昔の遊びはとってもシンプルなので、遊びに発展性があるんですよね。
そういう遊びは子供って飽きずに取り組むんです。

今2歳になったばかりの我が子ですが、毎日この本を取り出しては、「この歌を歌って」と言ってきます。悪態言葉の遊び歌は、言葉を覚えて欲しくないな~と思いながらも歌っています(笑)

地元の山形新聞で大きく取り上げて頂いたのですが、「昭和の子供たちを知る貴重な資料」と紹介されていました。
母が本を出版しました♪_d0242554_01173761.jpg



戦前戦後の想像を絶する境遇で育った子供達から生まれた遊び歌には「逞しさ・強さ・優しさ・そして考える力」が感じられます。

大変残念なことですが、戦争に対する解釈が変わりつつある日本で生きて行く為に、これからの子供達には何もない状況でも生きていける強さを身に付けて欲しいと思います。
それは物理的な生きる力もそうですが、精神的な強さが必要でしょう。
どんな状況でも楽しいことを考えられる昭和の子供たちに学ぶことは大きいと感じました。

ということで、非売品ではございますが、ご興味のございます方はご一報ください♪
maritanaka0214@gmail.com

それではまた~~♪


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by maritanaka_fr | 2015-08-11 01:02 | お知らせ